2026.05.25
鹿児島県在住岡村さん(仮名)
壊れかけた日常を繋ぎ止めた、20秒の「誓い」
当社は、アルコール・インターロック装置を個人のクルマに装着されたご家族に取材を行いました。
通常、飲酒運転や依存の問題など、デリケートな背景を持つ内容について当事者の方にお話を伺うことは容易ではありません。しかし今回のレポートでは、利用者ご本人が自らの過ちや苦しい過去、そして現在も抱える葛藤について、率直に語ってくださいました。飲酒運転によって揺らいだ日常の中で、本人とご家族がアルコール・インターロックとともに再出発へ向けて歩む姿をお伝えします。

当事者の葛藤~酒に飲み込まれていく恐怖と悔しさ~
「自分では軽い方だと思っていた。でも、体は嘘をつけなかった」長年、製造現場で重労働に励んできた岡村さんにとって、一日の終わりの芋焼酎は何よりの楽しみでした。3~4年前の当時は純粋に酒席を楽しんでいましたが、一度飲み始めると適量を制御できず、一升瓶を3日で空け、食事も摂らずに飲み続けてしまう危うさを抱えていました。
転機となったのは、その時期に経験した吐血による長期入院です。この時、病院から依存症回復プログラムへの参加を求められましたが、岡村さんは「自分はそこまでひどくない」と強く反発。周囲との温度差に馴染めず、プログラムへの参加は苦痛以外の何物でもありませんでした。退院後、職場復帰を果たすも環境の変化によるストレスが重なり、お酒の役割は次第に「楽しみ」から「不満をぶつける手段」へと変貌していきました。食事を疎かにして飲み続け、朝にお酒の臭いが残った状態で出社して周囲から指摘を受けることも珍しくありませんでした。
続きはこちらから:アルコール・インターロック個人導入ー岡村さん(仮名)ー
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