2026.03.30
Mさん
誇り高き「95歳の現役人生」を支えた、家族の決断
アルコール・インターロック装置を個人のクルマに装着されたご家族に取材を行いました。
本レポートでは、双極性障害と飲酒問題に向き合いながら、鍵を隠し続ける日々からの解放を目指してアルコール・インターロック導入を決断したご家族の記録をご紹介します。
空気の綺麗な地方にお住まいのご家族。柿の木が並ぶ美しい風景の中で、一人の男性が95歳という天寿を全うされました。地域のリーダーであり、消防団の隊長も務めたお父様。亡くなる直前まで現役の農家として働き、一度も介護保険を使うことなく、文字通り「一生現役」を貫かれました。その輝かしい足跡の裏側には、ご家族が長年抱えてきた「知られざる葛藤」と、それを乗り越えるための「愛の決断」がありました。

地域のリーダー、そして「双極性障害」との闘い
お父様は非常に多才で、活動的な方でした。90歳を過ぎてもジーンズを粋に穿きこなし、自らスマートフォンを使い、軽トラックや乗用車を駆って柿畑やショップへ出かける。その若々しさは地域の驚きの的でした。しかし、お父様にはもう一つの顔がありました。約30年前から「双極性障害(躁うつ病)」を患っていたのです。病状が「ハイ(躁状態)」になると、エネルギーが溢れる一方で、夜眠れなくなり、その高揚感を紛らわせるようにお酒に手が伸びてしまう。そして、お酒が入った状態で、夜中にふらりと車を走らせてしまうことがありました。「普段は立派な父だからこそ、誰も正面から止められない」 「でも、もし事故を起こしたら、父が築き上げてきた名誉も人生も一瞬ですべて崩れてしまう」ご家族にとって、お父様の「躁状態」と「飲酒」と「運転」が重なる夜は、恐怖以外の何物でもありませんでした。
続きはこちらから:アルコール・インターロック個人導入ーMさんー
https://www.tokai-denshi.co.jp/uploads/pdfs/20260330/69c9fd12c626e.pdf


