2024.03.29
Nさん
飲酒運転のニュースが流れると、父ではないかと生きた心地がしない毎日。
アルコール・インターロック装置を個人のクルマに装着されたご家族にお話をお伺いしました。
装着を依頼されたのは、飲酒運転をする77歳のお父様に悩むNさんです。
同じように、家族や身近な人の飲酒問題に悩みを持つ方の参考になればと、
導入に至るまでの経緯と葛藤を赤裸々に語ってくださいました。
コンビニの駐車場でチューハイを飲んでいる姿を見て・・・
父の意識の甘さに気付いたのは、私の娘が生まれた日でした。待望の初孫に会いに来るのに、酒気帯び運転で産院へ来たのです。そこで「あ、お父さんは飲酒運転がダメってわからないんだ」と。
父の飲酒問題が悪化したのは、定年退職を迎えてからです。一気に酒量が増え、毎日飲むようになり、その内酔った状態で車でお酒を買いに行くようになりました。私や母がいくら注意しても、逆に怒鳴ったりして一向に耳を貸しません。飲酒運転のニュースが流れるたびに父ではないかと、生きた心地がしない毎日でした。
そんなある日、コンビニの駐車場で父が車のエンジンかけたまま、チューハイを飲んでいる姿を見つけたのです。その瞬間「この人もうだめだ。もう運転させられない」と思いました。
はじめは警察に相談したのですが、親身になってはもらえませんでした。困っていたところ、私の姉が解決策を模索する中で東海電子のアルコール・インターロックを見つけたのでした。藁にも縋る思いで連絡をしたところ、すぐに担当の方がやってきて話を聞いてくれました。
父は話し合おうにもお酒を飲んでいない時がありませんので、車の伴を取り上げて、インターロックを取り付けることになりました。取り付けまでの1ヶ月半の間、父は「わしの足を返せ!」とかなり荒れていましたが、父の親戚が説得に協力をしてくれ、事を進めることができました。
これまで家族だけでなんとかしようと頑張っていましたが、外部に助けや協力を求めることも大事だと実感しました。
続きはこちらから:アルコール・インターロック個人導入ーNさんご一家ー
https://www.tokai-denshi.co.jp/uploads/pdfs/20240906/66da8d1e454d4.pdf